Can't Bust'em
1920s Coverall reproduced by Sugar Cane |
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| 東洋エンタープライズのワーク&ジーンズ部門”SUGAR CANE”が手掛けた実名復刻の最初のモデルです。フライトジャケット部門である”Buzz
Rickson's”では実名復刻をしておりますが、元々ワークウェアに力を入れていたシュガーケーンだけに細部まで拘った仕上がりになっています。 カラー(”Collar”=襟)部分は”Closed”ではなく、オープンカラーになっています。クローズドタイプで同年代のものなら、恐らくチンストラップと呼ばれる台襟部分が少し長く延びてボタンが二つ付くディテールになっているところでしょう。オープンカラー自体はどの年代でもみられたことなので年代鑑定は難しいです。 |
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| 襟元に縫われているクロスラベル(布パッチ)です。上部が襟といっしょに縫いこまれているディテールになっています。キャントバステムのキャラクターである「黄金の鶏」がオーバーオールを着て今にも「コケコッコー」と鳴きそうな勢いです。ラベルの真中左には”AGE”表記があり、このラベル自体がキッズやユース、アダルトと共用であった可能性が高いと思われます。また、米国衣料労働者連合の証である”UNION
MADE”の表記があり、ユニオンチケットのデザインがいっしょにプリントされています。 キャントバステムと言うと、ゴールドラベルと呼ばれる「イエロータグ」が有名ですが、これはそれより以前のモデルなんでしょう。こちらはホワイトラベル仕様です。 また鶏の向きも左向き・右向きというのがあり、前者の方が古いとされています。 |
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| センターボタンです。”CAN’T BUST’EM”とパッチにデザインされていた「鶏」が刻印されています。材質は真鍮製です。ここも実名復刻ならではの仕様ですね。チェンジボタン仕様になってます。洗濯時に金属は危険だったので取り外しができるようにした古いディテールです。 | |
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| カフスボタンはセンターボタンとは異なり、”CAN’T BUST’EM”の刻印だけです。こちらもチェンジボタン仕様になっています。トップボタンとカフスボタンが違うというのも珍しいディテールだと思います。 | |
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| ペーパーフラッシャーです。実名復刻の楽しいところはこういうフラッシャーなども精密に復刻できるところですよね。 ”EVERY STITCH GARANTEED!”と表記されており「一針入魂(by 吉田鞄)」的なスピリッツを感じます。 ”something to crow about”は直訳すると「何か誇れるもの」みたいな意味であり、この商品の素晴らしさを訴えています。古いワークウェアはタフさを強調する文章が多いです。”OVERALLS AND PANTS”が古さを感じさせます。 |
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| 胸ポケットは赤いスレッド(=糸)と黄色のスレッドで縫われており、そのコントラストが逆によい印象です。特に赤いステッチはあまり見かけないので面白いです。左胸のポケットはペン用のポケットと懐中時計用のポケットが配されいます。特に懐中時計用のポケットで斜めに入った赤いステッチは体を前かがみにしても時計が出ないようにしたディテールであり、機能的だなぁ〜と関心させれます。残念ながら糸は綿糸ではなくスパンのようです。赤い綿糸作ってないからなぁ〜。でも拘ってほしかったです、残念。 | |
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| 懐中時計ポケットをめくるとロックミシンをかけないそのままな生地が現れます。ここは耳使いだったりしますが、このように「そのまま」なものを数多く存在します。今じゃ強度の問題で絶対ありえないディテールです。 | |
それにしても”CAN’T BUST’EM”を有する「エロイサー・ハイマン社」は資料が少ないんですよ。ぶ〜カイブでさえ資料として使えるものが極めて少ないです。少ない情報の中からお話すると・・・ 「キャントバステム」はサンフランシスコに1851年に創業した「エロイサー・ハイマン社」の1ブランドであり、意味は分かりやすく「決して裂けない」としました。エロイサーハイマン社は他に「フリスコジーンズ」「ボス・オブ・ザ・ロード」「カンパス・コード」「カクタス・カジュアルズ」「コッパー・キングス」など様々なブランドも所有していました。残念ながら創業95年目の1946年にLeeに買収されてしまいます。以後、「ボス・オブ・ザ・ロード」だけは”Lee”でもLot.288ペインターパンツなどで名前だけ生き残ることになります。とこれだけ・・・もっと情報収集します。 |
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| 参照文献:「オリジナルぶ〜かいぶ」「THE DENIM」株式会社ワールドフォトプレス刊1997年 | |
下は広告です。たまに覗いてくださいね、うちの存続のため(笑)
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