Lee
101Reconstuction
1934 model Cowboy overalls replica

 さて久々に購入したジーンズ=101。ディテールはマニアックでぶ〜も唸るほどよくできたものですが、一つだけ気に食わない点が。
 それがヒップポケットステッチです。37年復刻と同じですリーバイスのアーキュエイトとリーのレイジーSを足して二で割ったような中途半端なデザイン。この頃は意匠についてあまり煩く言われていなかった時代で、各社こぞってリーバイスの意匠であるアーキュエイトを真似て自社のオーバーオールに縫い付けていました。無論リーも同様です。
 しかし現在では意匠もリーバイスが厳しく取り締まっており、他社がアーキュエイトを出すことは法律上禁止ということになっています。(まあ一部ではそっと出しているところもありますが)
そんな事情があるわけで当時のようなアーキュエイトをそのまま使うわけにはいかず、このような中途半端なステッチになっています。ちなみにこれに近いステッチを採用しているのはカーハート696XX現代ではネペンテスのブランドホッグスが出してたりしました。
 どうしても当時のような雰囲気が欲しいぶ〜はこれを改造。ダイヤモンドなしのアーキュエイトを入れることにします。
 いきなり重くてすいません。(600kあります。)このレプリカを作るにあたって恐らく参考にされたであろう資料があったので公開します。これは祥伝社刊Boonで紙上オークションに出されたモデルです。オークショナー・ラリー氏は米国でも屈指のヴィンテージ収集・販売家であり、何度かBoon紙上でも顔を出してました。(初見はBoonEXTRAプロトタイプなジーンズ200)
 今回のレプリカとの相違点は2点。一つはサスペンダーボタンの有無。そしてもう一つはアーキュエイトと充て布用ステッチが別で存在している点にあります。
時代背景からこのモデルとレプリカは数年の差しかないと思いますが、今回の改造では「アーキュエイトが当て布を支える役目を果たす」というこの後のリーモデルが使ってきた手法でいきたいと思います。
 今回用意した糸はカタン糸。以前オリジナルジーンズを製作した際に残ったものを流用します。流用と言っても綿糸を国内で作っているのは極限られており、このレプリカで使われている糸も色も番手も一致したのでこれを使っていることに間違いないと思われます。
 ポケットにチャコペンで大まかなラインを描き、カッターでポケットの外周を縫い付けている糸を切っていきます。
 ステッチ上部はリベットを配している為、ギリギリでとめます。この後ポケットのステッチをはずしていきます。
 当て布をマチ針で固定し、先ほど描いたチャコペンに沿って縫っていきます。今回は都合上工業用本縫いミシンを使用します。
 仕上げはこんな感じです。描いた線とは大分違ってゆがんでしまいましたが、逆に当時の稚拙さなどが表現できたと自己満足でいます。この後外周を縫った跡にそって縫い直しをします。
 反対側も同様の作業手順で行いました。あまり鋭角にしないで尚且つ当て布の兼ね合いから下部よりのステッチにしました。もちろん色あわせも行いました。外周ステッチが未熟であるものの大方満足しております。

次回は洗いです。

注意:自サイトで行ったのは違法行為を広げる為ではなく、時代背景に沿ったディテールを手に入れたいからであり、これを私的利益のために販売する意図は一切ありません。個人で楽しむまででとします。このような作業の依頼は一切受けませんのでご理解ください。
また画像の中で出てきた建造物・作業機械等はこのコンテンツとは関係ありません。

参照文献:「オリジナルぶ〜かいぶ」祥伝社「Boon」

































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