Carhartt Overall
Lot.696XX Round up pants
1950s 11oz deinm zipper fly jeans for Cowboys replica by Junky Classics

 カーハートと聞いて真っ先に思い出すのがカーキダック地のカバーオールだったり、デニムのオーバーオールだったりとワーク臭がするものがほとんどだと思います。しかし、その中でも1950年代には労働者向けの衣料を製造していたメーカーも挙ってカウボーイ向けのジーンズを発表していました。むろんミシガン州(五大湖の下、東部に位置します)にあったカーハートも西部(牧草地帯=カウボーイ向け)という新しい分野(マーケット)を切り開こうとこの「ラウンドアップパンツ」を発表したわけです。これはそのレプリカでアメカジの老舗「ジャンキークラシックス」が1998年にEDWINと共同企画で製作されたものです。もちろん限定品。
 トップボタンは真鍮製のものでスナップボタンになっています。端はロック掛けだけの粗い始末になってます。(そこが好き=笑)これらのディテールは639XXと同じですね。
 フライ部にはなんとクロッチリベットまで入ってました。これも639XXと同様に通称UFOリベットが打たれています。このリベットはポケット口も同じものを使っています。
 このモデルのセールストークでもあるジッパーです。なんとウェルデス社の復刻ピンロックです。先端もコの字の留め金になっていてかなりいいです。後にも先にもウォルデスジッパーを使った復刻は聞いたことがありません。このモデルの後期ものになるとユニバーサルジッパーに変っているようでかなり希少性が高い?
 リーと同様にベルト部内側にセンタータグとしてカーハートタグが縫われています。
 フラッシャーです。何年も置いてあったものらしく既に褪色してしまってます。これもアジですね。フラッシャーまで拘って製作しているとは恐れ入りました。雰囲気かなりよしです。
 ポケットにはアーキュエイトとレイジーSを足して2で割った様なステッチが入ってますが、当て布は施されていません。ポケットの補強は閂が両サイドに施されています。ここラヘンのディテールがワークメーカーっぽいですよね。下のサイズタグがラングラー風でもあります。
 このようなステッチ使いのジーンズというとネペンテスのホッグスぐらいしか思い当たるものがありません。
 ユニオンメイドなんでもちろんユニオンチケットが縫われています。このチケットよ〜く見るとジャンキークラシックスと入ってますね。真中の数字はなんとお店の電話番号でした。
 もう一つのサイズフラッシャーです。CAR(=列車)HAERT(=HARTT)ってことでタグと同じデザインです。ちなみに696XXのハイフン後に続く数字列は現行のEDWINやリー、ラングラーも同様に色番を表しており、89=ノンウォッシュ・00=ワンウォッシュとなっています。今度街のジーンズ屋さんに行って確かめてみるのもいいかも。
 革パッチは鹿革のようです。かなりウェスタンをアピールしたかったようですね。
 最後にベルトループなんですが、上部がベルト部の中に入って縫われています。これはチノパンとかによく見られる仕様です。ジーンズだと結構稀です。
 
 ムック本でこれを見かけてほしいなぁ〜と考えていたんですが、何時の間にか月日は流れてしまいました。ほとんど諦めかけてましたが、某氏から在庫があることを確認し、取り寄せてもらいました。何でも非売品で飾ってあるこれのリアルモデルとは、シルエットを若干足元を太めにした以外、ほぼ同じ仕様にしたようです。流石のこだわりですが、また何かマニアックなモデルをつくってもらいたいです。某氏にはいつも感謝。
参照文献:「JEANS完結本」KKベストセラーズ1998年

































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