Shoes,Service,Reverse Upper,Compostion Sole
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| 精力的に過去の米軍装備を真摯に復刻してきたマッシュオフィサーズクラブ。その復刻の項目は多岐にわたり、オフィサーズシャツやキャップ、グローブに至る小物類も細部まで徹底的に拘って作ってきた。そんなMOCが1999年に製作したのが第二次大戦中米陸軍や空軍が採用していたサービスシューズと呼ばれるブーツである。これは俗にタイプ3と呼ばれるM-43で1943年採用のラフアウトサービスシューズである。ラフアウトとは通常使われる革の裏側を表にしたもので起毛に近い表情をしている。 ちなみにこのサービスシューズは映画「大脱走」でスティーブ・マックィーン演じるヴァージル・ヒルツが履いていたものと同じものである。そのほかの戦争映画でもしばしば登場するので注意して見て頂きたい。 |
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| アッパーはUS産牛厚革(2.2mm厚)を使用。革はクローム鞣し後、植物タンニンで再鞣しを施し、40年代のアメリカで靴用革材で最も多く使われた鞣し方で風合いを再現している。想いの他柔らかく、手持ちのブーツよりフニャフニャしているので耐久面で少し不安を覚える。 また革のラフサイドをバフィング(サンドペーパーで面を均一に整える)処理をした後、防水効果を考えて固形パラフィンを溶かして浸透させるという当時と同じ製法によりファッションのための起毛とは全く異なった表情をしている。 アッパー用の縫い糸は実物と同じ色、太さの#8麻100%糸を別注で作らせて縫製している。 |
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| ソールとの張り合わせはグットイヤーウェルト方式である。コバ・底用の縫い糸は#16糸を9本拠り合わせた実物と同じ麻100%糸を使用。ウエルト(細革)にしっかりその糸が縫いこまれており、この仕様はグッドイヤー独特なものでウエルトにより、アッパーと底部をジョイントする役目を担う。 ゴムソールとウェルトの間、スリップソール(本革)は5mm厚植物タンニングを鞣された牛革を使用している。 |
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| 底は当時と同じラバーフルソールにヒール使いである。天然ゴムを使用し、実物未使用M-43からトレッドパターン、トレードマーク、厚さまでを完全復刻した。このチェーンとリングを組み合わせた独特なトレッドパターンはサイドにリベットが打たれたM-43に多く使用され、これ以降のソールデザインはダイヤモンドパターンと呼ばれるよりミリタリィー色の濃いトレッドパターンになっていく。 ヒールはフルソール同様天然ゴムを使い、”Light Tread”マークを完全復刻した。最近のブーツにはないリベット打ちが40年代を彷彿とさせる。 |
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| クォーター内側上部にはコントレクトデート、サイズ、メーカー名、コントラクトナンバー、スペックナンバー、生産地等がマークされている。中底にはパーツナンバー、サイズ、USAの刻印が入る。もちろんMOCはボストンでの生産ではない。今回復刻のモデルとなった”internatonal shoe co”で生産されたM-43を参考にしたためである。 スペックナンバーの次に書いてある”BQD110”は”Boston Quartermaster Depot”(=ボストン クォーターマスター デポ)の略称で、当時靴類の管理をボストンで行われていたためである。 |
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| 今回このシューズと一緒にあったのが箱とM-42及びM-43カタログ、そしてメンテナンスキットである。中を見てみるとブラシと小ブラシ、スウェードクリーナーが入っていた。なんと全てコロンブス製。MOC推奨品はコロンブスでした(笑) | |
こちらもMA−1同様、カタログを取り寄せたにもかかわらず購入できなかったものでした。しかし一足だけ(しかもぶ〜のサイズ)が奇跡的に店に残っており、保護してきました。市場流通在庫はこれが最後なのでは?と言うと言い過ぎかもしれませんが、それだけ少ないのは間違いないです。何せマッシュ本店ですら在庫がなく、再生産を考えてないようなので・・・ |
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| 参考文献 THE OFFICIAL SERVICE SHOES OF US ARMY & ARMY AIR FORCE M-42 & M-43 |
下は広告です。たまに覗いてくださいね、うちの存続のため(笑)
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