Red Wing
8877
Reconstruction 1

 私の記憶が確かならば、この8877が登場したのは1996年。95年はパフィーがデビューして某飲料水のCMで黒いセッター”8179”を履き、木村卓也氏もこれをドラマで履いて空前のレッドウィングブームが巻き起こった翌年である。ブームは続き、レッドウィングの正規取扱店の証である盾を掲げている店舗ではあっという間に所謂クレープソールのレッドウィングが姿を消し、全国的に品薄状態。粗悪な改造品や偽物まで出る始末となった。
 そんなブームも陰りが見えはじめつつあった98年、月に1回は行っていた上野でこいつを発見した。途中悪意とも思える値上げがあり、当時42800円ぐらいだったのを記憶している。もちろんぶ〜は定価では買わない主義(笑)なので盾の置いてあるお店でB級品が偶然置いてあったので(半額ぐらいだっただろうか?)一生ものだろうと、という点と売れ筋の8179や8875とは違う点でお買い上げになったわけである。
 嬉しくて早速真新しい白い靴下で1日履いていたら悪夢が襲った。
・・・そうセッターを履いたことある人であれば皆経験するであろう移染である。白いはずの靴下が見事に真っ赤に染まっていたのだ。あれにはびっくりした、というよりか泣けてきた。結局2〜3年履いても移染は収まらず、いつの間にか学生から社会人となって車通勤になり、レングスの長いこのブーツでは運転しずらし、何足もソックスを駄目にしたところがムカついて途中から履かなくなってしまった。(最後に続く。)
 長年履きっぱなしでほったらかしにしたものだからすっかり汚れてオイルドレザーな筈なのにオイルが抜けきって赤から肌色に退色しています。仕事柄外ではなく、室内での履き込みだったのでソールはそれほど汚れていません。
 今回のケアは
1.コバと靴全体をブラッシング 2.ソール側面を消しゴムで擦る。3.ミンクオイル添付
以上3段階です。
3は基本的に「手=指先」で塗りたくります。最後に軽くブラッシングして余分なオイルを払う予定ですが、恐らくオイルかなりの量で吸い込むと思うからその必要がないかもしれません(笑)
 ミンクオイルは純正もありますが、地方だと入手困難なのでコロンブスのものにしました。クオリティの差はないと思います。
 さて、まずは紐を解いてベロの間のごみを取り除く作業から。意外とホコリが溜まってます。紐の当たる部分は黒ずんでますが、これはセッターの宿命。汚れではないと思いますが・・・
 べろ裏には旧タグ復刻の犬タグです。マジックで落書きされてますが(笑)”BB”と入っています。B級品ならではです。
 やはり色々擦れたり当たったリするところなのでノーズはどうしても退色・剥げが目出ちます。ウエルトとアッパーの間もホコリが溜まるのでブラッシングしていきます。結果はしたの画像です。
 ご覧の通り、ミンクオイルを目イッパイ吸ったオイルドレザーは黒味が増しましたが以前のような赤茶の風合いが復活しました。ウエルトにもオイルを塗っています。オイルを塗ることで擦れは大分目立たなくなりました。
 一番したの画像は向かって左がオイルアップ前、左がオイルアップ後です。
見た目が歴然でしょ?素人でもこれぐらいだったらできるんですよ。

 あれから既に6年の歳月が流れた。本当のことを言うと履かなくなってしまったというのは誤りだ。何足もソックスを駄目にした分、グッドイヤーウレルテッドであるが故、ウィズのでかいぶ〜の足にもしっかり馴染んでくれてブームが去った今なお、ボリュームのあるレプリカやクラフト系ジーンズの足元にしっくりくる。「今日は何を履こうか?」と悩んだ時も「ま、とりあえずこいつでいくか!」と新しく買った靴よりも履いてたりするのだ。そうだ、こいつは古女房なんだ。
・・・女房を持ったことのない青二才が言うのもなんだが、多分そんな感覚だ。レッドウィングというものは。もうそろそろソール替えしてやろうかな。

参考サイト:RED WING CO JP

































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