Levi Strauss & Co Japan KK.
Lot.S702XX OR
About 1910s model motif Japan products

 1996年「日本一古いリーバイスジーンズを捜そう」を合言葉に、この年の春に始まったオールドジーンズサーチ。そこで数々のエントリー(総数211件)があった中で最も古いものとして選ばれたのがこれの元ネタです。このモデルは1年間の期間限定で販売され、バリエーションとしてベルトループ付きのものも販売されてました。S702の登場以後、リーバイスジャパンは日本製レプリカ(702、503B、502)を改良していくようになります。これはその過度期のモデルとも言えます。
 ちなみにその企画で一番古いジーンズは福島県で古着業を営む方のものに決定しました。丁度それを見る機会があったのですが、ショートパンツとも言えるほど短くなっておりました。でも100年近く労働着が残っていたのは奇跡とも言えますね。このジーンズも100年後どのような評価を受けるのでしょうか・・・
 耳部分は。幅が広く(実寸2.1cm)平耳仕様です。しっかり耳には赤色入っています。生地が非常につるつるしているのですが、これでもムラ糸を使っているようです。リーバイスジャパンレプリカの耳が平耳から綾耳に改善されるのは1998年の価格改正まで待たなくてはなりません。裾はしっかりチェーンステッチですが、これまた幅が広い(1.5cm)です。ジーンズ全体はバナナイエロー色のスパン糸で縫製されています。
  コインポケットにも耳使いになっています。90年代初頭よりリーバイスジャパンではレプリカを出してましたが、このモデルになって初めてコインポケット裏の耳使いになりました。でもなぜかステッチは本縫いではなくチェーンステッチになっています。まだ改善の余地がありますね。
 バックポケットです。1937年以前のモデルを参考にしているので「隠しリベット」ではなく「剥き出しリベット」です。赤タブは1936年から付くようになったのでこのモデルには当然付いていません。またポケット口はダブルステッチではなく、シングルステッチになっています。正確な年数は不明ですが1920年代にはダブルステッチになっていたので短命な使用だったのでしょう。(タフなズボンを作ることを信条とするリーバイスが強化のために仕様を変更するのは当然でしょうが。)アーキュエイトステッチも中心のダイヤモンドが入らない旧いタイプです。
 バックストラップです。僕がこれを購入した動機がこの部分です。それまでの702のバックストラップはヨーク部分にちょこんと、しかもバックストラップというにはお恥ずかしいディテールのものが付属しているのですが、これはそれとは違いベルトループとヨークの間にちゃんと付けられており、しかもハンドメイド風二本針仕様です。針はPL法等により先を潰してあります。後のも先にもこの仕様でリーバイスジャパンが出したのはこれが最後だったと記憶しています。またその上にはベルトループではなく、サスペンダーボタンが付いています。トップボタンと同様の形で、前に4つ・後ろに2つ付いてます。これをサスペンダーで吊るして、バックストラップで腰を調節して穿くわけです。サスペンダーボタン仕様は1937年まで続きますがそれ以後は廃止されました。ちなみにサスペンダーを持ってないんで穿けません。
 レザーパッチです。当時503Bや702に使われていたモノと変わりはないですが、そのものより若干赤味がかっています。もちろん防縮加工積み。味出しには是非縮むものにしてもらいたかったんですが、逆に縮むというクレームを恐れたのかもしれません。現代仕様。

 これを買ったのは・・・残念ながらあまり覚えてません。確か大學1年のときで特にバックストラップ付きなどの古いモデルが大好きだったころで丁度リーバイスジャパンが上記のような企画をやっているときで出た瞬間跳びつきました。いやーあのころは若かった・・・。
参照文献:「オリジナルぶ〜かいぶ」

































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