Stomy Blue by Pherrow's
Lot.SBW-1J

1956~1961 Wrangler 111MJ motif
 ストーミーブルーのGジャンと言えばオリジナルデザインの"427"を思い出す方も多いかと思いますが、こんなラングラーモデルも出していました。フェローズ代表志村氏は「他でやっていたらウチでやる必要はない」という発想だったので、この"SBW-1J"は、他ブランドがやらなそうな氏が所有する"wrangler124MJ"をモチーフに送り出されたものです。他にフェローズが手掛けたGジャンはストロングホールドの1stタイプ、ロイ・ロジャースモデル、シアーズローバックなど古着でも玄人向きなものを出してました。
 さてこの"SBW-1J"ですが、124MJの一昔前の111MJにデザインは近いと思います。124MJと111MJの大きな違いと言えば、前立てのジグザグステッチの有無です。本家ラングラー(以下、本家に略)では1961年以降のモデルにジグザグステッチが採用されました。これはジグザグステッチが入ってないのでそれ以前のモデルを復刻したと言えるでしょう。さらに本家との決定的な差はデニムです。本家は左綾だったのに対して、これは右綾デニムになっています。恐らく451Pなどと同じデニムなのでしょう。
 パッチは451Pなどにも使われているレザーパッチが採用されています。本家は布パッチですが、こっちの方が高級感がある?
"SBW-1J"は"Stormy Blue Western - 1(st) Jacket"の略称なんでしょうね。
 アメリカジーンズ3大ブランド(もはや死語か?)はリーバイス、リー、ラングラーな訳ですが、ジーンズで後発だったラングラーのGジャンは他の2ブランドに比べて最も都会的というか立体的なシルエットを持つGジャンと言えるでしょう。2ブランドとの決定的な差は肩部のアクションプリーツ、そしてアジャスタゴムが追加されているところでしょう。これによってより体にフィットするシルエットになったわけです。もちろんSBW-1Jでも抜かりなく忠実にやっています。実際着てみると腕の自由度が断然よいです。乗馬などを考えると理にかなっていると言えるでしょう。
 
前立てを捲ると赤耳が見えます。本家では赤耳もありましたが、黄色耳や青耳などの方が多かったと思います。ちなみに111MJZ(フロントジッパータイプのGジャン)でも耳使いが見れます。ジッパーのテープで見難くなっているのですがね、古着屋さんで見つけたら確認してみてはいかがですか??
 フロントプリーツを押さえているのは金属製リベットではなく、丸型の閂止めです。プリーツは一つだけ入ってます。初期の111MJや11MJは2つ入っています。
 打ち抜きリベットは袖口のものです。本家では丸型リベットでしたが、ここもある種拘りで打ち抜きにしたのでしょうかね・・・スナップボタンやフロントボタンは刻印ナシの銅製ボタンが使われいます。刻印なしってちょっと寂しいですね。
 

これは今はなくなってしまったお店で発見したものです。値段も安くなってましてあるものの『素体』として購入しました。何よりラングラータイプのGジャンを持っていなかったので調度よかったです。前身細身な感じで合わせたいです。

参照文献:オリジナルぶ〜かいぶ 「 BOON EXTRA VOL.4 DENIMディテールの書」 1996年 祥伝社

































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