LEVI STRAUSS LOT.501XX 1960s Repair Report 1
本文へジャンプ 2005年2月5日 
 膝は両脚とも大きく穴が開いていました。これ以上状態を悪化させない為に両脚ともパッチを当てて補強を入れることにします。
 
 ミシンで縫製するにも膝はジーンズ中心部に近く、筒縫いなので針がそこまでいきません。
 したがってアウトサイドシームを切開して本で言う見開きの状態にするしかないので、再縫合し易い裾から切開していきます。耳の中心のステッチを慎重にカッターで切っていきます。
 ジーンズの「鯵の開き」。裏地を見るとこれから切れてきそうな場所なども特定できますのでここにも補強を入れていきます。
 パッチを当てる前に生地にアイロンをかけます。変な癖を取る部分と生地を平らにして縫製したときに歪みを発生させないためです。 
 膝部分は大きい穴で、繊維も失われていましたのでデニムを当てます。通常は異素材でもっと薄い当て布、補修布等で行うといいでしょう。手芸屋さんなら置いてあると思います。男性一人で行くのにはかなりの勇気が必要ですが(笑)
 今回は範囲も広いので敢えて同素材であるデニムを使いました。なんとEDWINのインターナショナルベーシックの生地。リーバイス×EDWIN夢のコラボレーションです(笑)
 生地を置いたら歪まない様にマチ針を刺していきます。
 マチ針止めをしたらいよいよ縫製です。まずは周囲を軽く縫って(できたら手縫いで仮縫いした方がよいです。)直線縫いと返し縫いを交互に繰り返します。
 上記でお話した周囲縫いです。今回はミシンで行いましたが、何度も書くようですが手で仮縫いしてから行いましょう。仕上がりの綺麗さが違います。
 今回使ったのはスパン糸(ポリエステル混紡糸)です。生地に合わせるとコットンカタン糸でもよいのでしょうが補強が最優先なのでこちらにしました。色は生地に合わせて目立たないようにします。意外と灰色とかがしっくりきます。
 ジグザグ縫いを繰り返すと下のような状態になります。灰色、白、ともう1色ぐらいで色を変えながら繰り返しミシンをかけました。
 あまりかけ過ぎると、周囲の弱い生地とのバランスが悪くなって穿いたときに弱い部分が切れてきたり、穿き心地が悪くなるのでほどほどにしましょう。なので下は悪い例(苦笑)
 これを両脚行いました。初めてやった割には割とうまくいけたかな?次はベルト部の補強です。
注意!:今回はうちのサイトの企画でやっているだけなので、画像に出てくる(かもしれない)お店等はそのような業務をやっておりません&当企画とは全く関係ありません。また、「俺のも直してくれ〜」、というのも勘弁してくださいね。自分でやるか、信頼できるお直し屋さんに頼んでください。