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襟元には右でも書いたハウスマークのLeeタグが付きます。1910年代にはもっと凝った作りのタグ(ギザギザ屋根に煙突とまんま工場の屋根を模したもの)もあり、簡略化されてこのようなものになったのではないかと推測しています。
ハウスマークの年代見分け方は「タグの位置」「JELTDENIMの表記の有無」「Leeの字体」があげられます。
タグの位置は襟に直接縫われているモノは1928年以前のもの、同様にJELTDENIM(ライトオンスでもヘビーオンスのタフさを兼ね備えたサンフォライズド加工を施した生地)も開発が1928年と言われるのでこれも見分けの判断材料になるでしょう。
Leeの字体は初期のものが”ee”が斜めになっているのに対し40年代以降のものは”ee”が普通の字体になってます。また40年代以降のものが文字サイズが旧字体よりも一回り小さくなっています。 |
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胸ポケットには小さいビスネームが縫われています。その上方は縦にポケット口が開いており、それの補強の意味もあるものと思われます。このポケットはスナップボタンで留められている上のポケットとは独立した形で懐中時計など貴重品を入れるために使われました。 |
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お約束のユニオンチケットです。右下のポケットの内側に縫われていました。補強布は生成りのツイルが一般的ですが敢えてコットンネルが貼られていました。復刻ならではのアレンジというよりは実物でもこのような仕様があったのでしょうね。 |
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フライボタンとカフスボタンにはLの字が長く突き出たLee刻印の首振りボタンが使われています。首振りは作業中に手袋をはめていても外し易くするための工夫です。 |
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| 縫製は全て白糸でテンションのかかる部分は閂止めで補強してあります。更に三本針でのステッチを多用することで強度を上げています。破れ難くするために様々な場所で工夫がこらされています。 |
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アメリカジーンズ三大ブランドと言われてきたLee。今でこそジーンズが有名ですがジーンズを生産する前は専らワークウエアを生産していました。
ワークウエア製造は多岐にわたり、様々な労働者へその分野にあったウエアを供給していました。勿論その中にはカウボーイ向けのジーンズも入っており、後にそれが他ワークウエアと代わってLeeの主力になっていくわけです。但し、ワークウエアの製造を止めていたわけでなく、今回紹介するカバーオールは長きにわたり生産され続けました。
91-Jは1920年代頃には既に現在のデザインが確立されたようで以降、第二次世界大戦時のポケット省略以外、このスタイルのままです。同じデザインで80年以上も続いたと言うことは如何にこのデザインが優れていたか窺い知れます。
今回復刻されたのは1930年代後半から40年代に生産されていた通称「ハウスマーク」と呼ばれるタグの付いたものです。復刻としてはかなりよく出来ていたにも関わらず、相変わらず市場ではあまり人気も出ることなく流通在庫を残すのみとなっており、隠れた名作と言っても過言ではないでしょう。
ちなみに91シリーズはバリエーションがあり、91-B(ショートジャケット)、91-LJ(ライナー付き)があります。
101同様、何故Leeが91と言う数字に拘ったかは分かりません。ただ、ワークウエア全盛だった頃、数字で商品をあらわしていたものがありその名残なのかもしれません。 |