EDWIN=LEE JAPAN LOT.101 1928 REPLICA 改造
本文へジャンプ 2005年7月27日 
 左のテキストでも書いた問題のステッチです。Leeの歴史を知らない人が見れば、「変なレイジーSだなぁ」ぐらいで終わるかもしれませんが、マニアなぶ〜としてはやっぱり納得できません。今回はここを弄ります。
 いきなり重い画像すいません。「ぶ〜よ、お前は何を言っているんだ?さっぱり分からん。」という方の為に参考の画像を入れておきます。恐らくEDWIN=LEEがこれを参考にして今回のレプリカを作ったのではないかと推測しています。
 掻い摘んでお話しますと1900年代から1950年代まで品質が良いと評判だったリーバイスを真似て色々なブランドがアーキュエイトを堂々とヒップポケットに入れておりました。上記の年代の間に意匠登録をしたにも関わらず多くのフォロアーを生み、無論その中にはアメリカ3大ブランドと言われたLeeですらアーキュエイトの威光にあやかってジーンズを作っていたわけです。
 やがて終戦を迎えるとリーバイスも本気になったか、アーキュエイトを使うメーカーはなくなりました。
現在もアーキュエイトを入れる事はリーバイス以外認められないのでこのレプリカの元ねたがアーキュエイトステッチであったとしてもそれの再現は不可能になりました。
 なので上の画像のような変なステッチになったわけです。
 さてまず用意するのはUJカタン糸(ALL COTTON)です。これはぶ〜がオリジナルジーンズを製作する際も使っているおり、どこぞのクラフト系ブランドも採用しているものなので信頼性は非常に高いと思います。
 その他に用意したのはチャコペンとカッター、そしてミシンです。
 チャコペンで大まかなアーキュエイトを描き、ポケット周縁のステッチをカッターで切っていきます。本体を傷つけないように慎重に・・・
 パカっとご開帳。ポケット上部はリベットが打ってあるので外せません。ぎりぎりまでステッチを外して縫いやすいようにします。
 お、中にはユニオンチケットが縫われてますね。外して穿こうがつけて穿こうが個人の自由ですが、付けたままでもいいでしょ、別に邪魔になるわけじゃないし(笑)
 アーキュエイトタイプステッチも外して縫いたいところですがこのステッチはリーバイスのように単に飾りステッチという訳ではなく補強布が当てられてそれを縫い合わせるステッチとしての機能を果たしていますので1本縫ってから1本外して。そしてまた1本縫うという少々面倒な工程を踏んでいきます。

 補強布とアーキュエイトで有名な話があります。第二次大戦時リーバイスはアーキュエイトをペンキにしなければならなかったが、Leeは補強布を当てていたためアーキュエイトステッチを認められたなんてのがあります。本家が使用不可でフォロアーが使用可になった逆転現象が起こったのです。
 アーキュエイトステッチ入れ完了。歪んでますけどハンドメイド臭がしてそれはそれでいいかな、と。

 ・・・・・自分に言い聞かせてます(笑)
 外周のステッチを再び入れなおして出来上がりです。これを両方でやれば完成というわけです。

次回はすそ上げです。ぶ〜チェーンステッチ初挑戦!
 久々に購入したレプリカである101。
先に色落ちを完成させた101Zに味をしめて101シリーズ全穿きしてやろうかとも思いましたが、とりあえずこれを最後にして(101の魅力に取り付かれているのでいつ発言を撤回するかは分かりません)次のレプリカを探すことにします。

 まあその前にやっておきたいところが有る訳です。

 それはお尻のポケットステッチです。なだらかなアーキュエイト(ダイヤモンドポイントなし)に見えなくもないこのステッチ。もう少し鋭角でもいいのでは? という疑問があり、早速自分でDIYしました。

 勿論アーキュエイトステッチの意匠はリーバイスにあり、無許可でアーキュエイトモデルなんか出した日には大変なことになるのでEDWIN=LEEが復刻として出来ないところを一般人がやってやろうということです。


注意!!
ここで紹介した方法等は違法行為を啓蒙する為ではなく、史実にあったディテールを手に入れる為です。

 このジーンズを販売して私的利益を上げることなどは一切考えておりません。個人の趣味範囲内でこのような作業代行も請け負っていませんのでご理解ください。
 また画像内に出てくるかもしれない作業器具や建造物等は一切関係ありません。

 
 参考文献 特になし。